私のアメリカでの就職活動の経験にユニークさがあるとするならば、これまでの人生・キャリアを通じて、海外経験がほぼ皆無だったということです。折りしも就職難の時期に重なり、一体どんな企業が英語も不自由な日本人を採用してくれるのかと、常に疑心暗鬼になりながらの就職活動でした。これから出願を考えている方の中には、私と同じような立場の方も多いように思います。
就職活動を終えてみての率直な感想は、「海外経験の無い日本人でも十分アメリカの就職市場で戦うことはできる。但し、自分のバリュープロポジションを良く理解した上で、人より早く動けば」というものでした。振替ってみると、私が運よくアメリカでのサマーインターンのオファーをもらえた理由は大きく3つあるのではと思っています。
海外経験の乏しさに鑑みると、周りの学生と同じ事をしているだけでは、どうしても歩が悪くなります。周りの学生がしていることは最低限し、その上で彼らと自分を差別化するために何をすれば良いかという頭の使い方をすれば、そんなに現地での就職活動はハードルが高いものでは無い様に感じます。周りの(アメリカ人)学生を見ていると、只でさえ忙しいMBA生活の中で、何とかリクルーティングの時間を捻出し、周りの人と同じ就職活動をして満足している学生が圧倒的に多いように思います。その意味では、周りから差別化“せざるを得ない”我々日本人は、実は有利な立場にいるのかもしれません。
[就職活動の成果]
ニュージャージーのヘルスケアカンパニーから12週間のサマーインターンのオファーを頂く。その他、幾つかのヘルスケア関連企業とのインタビューが進んでいたが、こちらは全てお断りさせて頂いた。
[バックグラウンド]
外資系経営コンサルティング会社 東京オフィス4年半、特に大きなインダストリーフォーカスはせず、幅広い業界を経験。海外経験は、幼少時にフランスに1年滞在。
[アメリカでのインターンを志望した動機]
多国籍企業の経営者になることがキャリアゴールである一方、これまでのキャリアは東京に限られていたので、アメリカでの実務経験を積む必要性を感じた。アメリカでのインターンを足がかりに、アメリカでのフルタイムのオファーを狙うことも視野に入れていた。
[大まかなタイムライン]
10月-11月
各企業のオンキャンパス/オフキャンパスの説明会に参加し、各企業のプログラムを理解すると共に、社員とのコネクションを構築
11月
コロンビアのリソース(Career Management Center)を活用しながら、レジュメのブラッシュアップ・ターゲット企業の絞込み
11月-12月
Career Management Centerや友達を活用しながらカバーレターを作成し、ターゲット企業25社に出願
1-2月
Invitationを頂いた企業と、1st round/2nd round インタビュー
2月上旬
上記のヘルスケアカンパニーからオファーを頂く
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