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Pink Mozart代表・Ruriko Terada Guo様による起業ストーリー講演会

 

こんにちは、Class of 2026の水井です。

Columbia Business Schoolにて、JBA(Japan Business Association)主催でPink Mozart代表のRuriko Terada Guo 様をお招きし、講演を開催しましたので、ご紹介します。

Ruriko様は、ハープ奏者でしたが大学時代に突発性難聴を経験し、一転マネジメント職でのキャリアにチャレンジされ、又、コロナ禍で突然職を失ったことをきっかけに、ご主人と共にクラシック音楽とエンターテインメントを融合させた音楽事務所「Pink Mozart」を立ち上げられました。創業当初は資金も人脈もない中で、YouTubeを駆使して広告や動画制作、SNS運用などを独学で習得し、現在ではロサンゼルス、ダラス、サンフランシスコなど全米各地で400件以上のイベントを年間で手掛けるまでに成長されています。

講演では、

  • 多数存在する競合の中で、ハープ奏者が演奏に含まれる企業が少ないことに注目し、ブランド戦略と差別化を徹底し、Pink Mozartの独自性を築いたこと
  • 演奏家のマネジメントと品質管理(管理体制と標準化された楽曲リスト)によって、BtoBからウェディングまで幅広い顧客に一貫した高品質の体験を届けていること
  • 起業家としての行動指針として掲げている「志(Mind / Belief)」「創造(Creativity / Uniqueness)」「情熱(Passion / Energy)」の3つのPersonal Compass

といった、実践的かつ情熱にあふれたお話を伺うことができました。

 

質疑応答では、参加者から「優秀な演奏家をどのように確保・維持しているのか」「どのタイミングで事業拡大を決めたのか」「夫婦での共同経営のバランスはどう取っているのか」など、起業や経営に関する具体的な質問が多く寄せられました。Ruriko様は、効率的なオペレーション構築、信頼できる人材採用、そして健康を保ち情熱を持ち続けることの重要性を強調されていました。

最後にRuriko様から、「起業は決して一人ではできず、仲間・メンター・使命感が不可欠。MBAで築く仲間は一生の財産になる」との温かいメッセージが贈られ、会場は大きな拍手に包まれました。

ご登壇いただいたRuriko様、本当にありがとうございました。JBAでは今後も多彩なイベントを企画してまいりますので、引き続きご期待ください!